「特殊カメラを用いたゴルフ打球軌跡リアルタイム描画システムの開発」が2025年 民放連盟賞技術部門 優秀賞を受賞!

受 賞

日本テレビは、2025年日本⺠間放送連盟賞技術部門において、「特殊カメラを用いたゴルフ打球軌跡リアルタイム描画システムの開発」で優秀賞を受賞しました。

今回の受賞についての詳細はこちらから👇
日本テレビPRESS RELEASE記事
2025年日本民間放送連盟賞 | 一般社団法人 日本民間放送連盟

日本民間放送連盟賞の技術部門は、放送技術に関する開発・改良等によって民放事業に貢献し、その発展に寄与したと認められるものに授与されます。国内の映像技術分野において権威ある賞の一つとされています。日本テレビは技術部門において、直近5年間だけでも最優秀賞を2回、優秀賞を6回という受賞実績を誇り、継続的な技術革新の成果が評価されたといえます。

民放連盟賞の詳細はこちら👉民放連について | 一般社団法人 日本民間放送連盟

また本技術は2024 年度(一社)映像情報メディア学会 技術振興賞進歩開発賞(現場運用部門)も受賞しています。

特殊カメラを用いたゴルフ打球軌跡リアルタイム描画システム

技術概要

コストと精度のトレードオフという既存システムの課題を解決するために、社内の技術力を活かして新しいシステムを開発しました。このシステムは、特殊カメラを使用して打球の軌跡を高精度かつリアルタイムで描画できるにもかかわらず、低コストで運用可能です。

また、コスト面だけでなく運用や性能面でも以下のような優れた特徴があります。

  1. 導入の容易さ→放送用カメラに小さな特殊カメラを乗せるだけという最小の機材構成
  2. 高い認識精度 →天候に左右されない高精度の描画が可能
  3. 低遅延→生放送で使用可能

このシステムは、すでにゴルフの地上波生中継やライブ配信で実用化され、コンテンツの品質向上に寄与しています。

活用事例

本技術は、日本テレビの社内利用のみならず、系列各局・社外のゴルフ中継でも利用されています。
これにより、さまざまな中継場面でより高度な軌跡描画が可能となり、演出の幅を広げるとともにテレビ制作技術の高度化に貢献しました。

今後も私たち日本テレビは、今回の受賞で評価いただいた技術をはじめ、さらなる技術開発に取り組んでまいります。
これらの技術が国内の放送業界全体の発展に寄与するだけでなく、より広く世界の人々に新たな視聴体験を提供できるよう挑戦を続けてまいります。



著者情報

鈴鹿 聖之介

エンジニア

技術統括局 創造テクノロジー部

著者情報

鳥谷 周太朗

エンジニア

技術統括局 制作技術部

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