エイディの顔認識機能を活用したバラエティ番組『変顔スパイ』がTech Direction Awards受賞!

『変顔スパイ』は、表情筋を駆使してAIの顔認識をあざむいて別人となり、脱出を目指すバラエティ番組です。
番組内の顔認識システムに、viztrick AiDi(エイディ)が活用され、Tech Direction Awards 「AI部門 Silver」を受賞しました。
Tech Direction Awardsは、デジタル技術を利用したさまざまなプロジェクトにおいて、アイデアを実現するための技術的な企画・設計が優れたプロジェクトに贈られます。
日本テレビとしては、今回が初の受賞となりました。
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エイディの顔認識機能をバラエティ番組に初応用
『変顔スパイ』の制作にあたっては、エイディの顔認識機能を逆手にとって、バラエティ番組向けにカスタマイズしました。
今回の番組では、「元の顔とどれだけかけ離れているか?」を顔認識で数値化し、その増減をリアルタイムで、CGによって可視化することに成功しました。
また、ネットワークに接続する必要がなく、PC1台でのローカル運用が可能なので、外部ロケなどインターネット回線の利用が困難な場合でも問題ありません。
このメリットは、現場に回線を引く手間やコストの削減、ネットワーク切断による使用不可等のリスクヘッジにもつながります。
AIを演出の核とした新番組『変顔スパイ』の「変顔で顔認識をあざむいて脱出する」というプロジェクトは、大変なチャレンジではありましたが、これまで培ってきた「放送に特化したAI」としてのノウハウを活かしながら事前検証を重ねることで、スピーディな課題解決に導きました。
現場への配慮を踏まえたシステム設計が高評価
近年、システムがどんどん複雑化していく中で高まっている、「テクニカルディレクションの重要性」を伝えることを目的として発足した Tech Direction Awards の授賞式には、放送・映像業界だけでなく、テクノロジーとクリエイティビティを掛け合わせた製品・体験を担うさまざまな業界の関係者が参加しました。
本プロジェクトは、AIを活用したデジタルコンテンツにおけるディレクションを評価する『AI部門』で銀賞を受賞。
エイディの「技術者のみならず、制作者も直感的に操作できる」という強みは、制作フローを大きく効率化することを可能にし、その結果、ロケ先での収録においてもトラブルゼロで番組を成立させることができました。

現場で求められる条件や使い方を考慮し、トラブルが起きにくく安定して動作するシステム設計が高く評価され、この度の受賞に至りました。
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日テレ「エイディ」では、これからも新しい映像表現・技術ソリューションの提供を目指してまいります。
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